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北島選手が200米平泳ぎで、世界記録を1秒近くも上回る世界新で優勝した。 水着はデサントではない、スピード社の水着だ。 これをうけてデサントはスピード社の水着に譲歩し、オリンピックでの着用を認める 方向にあるという。 いや、たしかに、そのほうがいいタイムが出るのなら、スピード社の着用を認めたほうがいい、 と考えるのはきわめて合理的である。 が、本当にそれでいいのか。 今回の競技で北島は世界新をマークした。 それでオリンピックでは国産のデサントを着て出て、平凡な、入賞くらいの記録に終わる。 それがある意味、格好いいとも思うのだ。 タイムはそんなに出ない、それでも日本メーカーでいく、 小林秀雄も保田輿重郎も、立場は違うが、日本の伝統や歴史に、 悲しみ、無私、滅び行くものへの愛着の感覚の痕跡を見つけ出している。 どこか鬱屈とした情念のもつささやかな義へ関心を向け、 戦いに正邪や理由を読み取るというよりも、そこに運命の巨大な力を感じ、 そして、最終的にはその運命に翻弄されて敗残していく自己を、 そのまま無私の心で受け入れるというような精神である。 この「かなしみ」や「滅び」「無私」が奏でる和音の上に、 「日本の愛国心」は様々な旋律を奏でるのだ(「日本の愛国心」佐伯啓思著207〜208頁)。 オリンピックは勝つこと以上にもいろいろな意義があると思うのだが。 |
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明日の11日、先に紹介した清家洋二『決められない!−優柔不断の病理−』をブログで公開しますのでよかったら覗いてみてください。アドレス、忘れたら、「つき指の読書日記」で検索サイトでサーチすると、一番先に出るようになりまた。Biglobeでも大丈夫なはずです。よろしく。 |
つき指の読書日記 2008/06/10 22:19 |
ありがとうございます。 |
tesa 2008/06/10 23:03 |
本文中「デサント」とあるのは「ミズノ」の誤りでした。失礼しました。 |
tesa 2008/06/16 20:19 |
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